top of page
JAPAN / SHIMANE / SAMURAIDOJO
武道・教育
日本の伝統文化、サムライ文化を通し、「健康」「文化」「精神」の推進と向上を高め、良い暮らしが出来るようにアシストし日本の伝統・文化国内外に普及していく団体です。

重吉伸一武道の始まりについて②
2023年12月12日
前回の続きであるがそれから五十年が経ち、色々な先生方に武道をご教授いただいた。
三十二歳で空手道競技を引退した後は、空手道の研究のためにという気持ちで色々な武道に入門したが、どの武道もそれぞれ技に特色があってとても面白い。
またご教授いただいた先生方の心と技に感銘し、それぞれの武道をいつの間にか深く学んでいくようになった。そうすると他の武道との接点が見え始め、「空手道のこの動きはあの武道の動きと同じだ。」「この武道とあの武道は動きは似ているが技の意味が違う。」などと感じるようになった。
また、それぞれの武道の長所や短所も見え始めた。 すると武道の根っこの部分はみな同じと言うことに気がついた。それもそのはずである。人間の体で行なっている訳で、動きの根本である身体操作は同じである。私が学んだ武道を一本の木に例えるなら、身体操作という根っこがあり、そこから木の幹(私の場合、空手道が幹)が伸び、そこから横に枝(他の武道)が伸びているような感じだ。空手道を中心に研究してきたため、空手道が幹となり、枝にあたる他の武道が幹から伸びている。
ここで全ての武道がつながり、空手道の練習が他の武道の練習になり、居合術の練習が他の武道の練習となり始めた。
道と身体とのつながりは 何十年の歴史になり身体に教え込んでいるものとなった。
<心と技>